Ωがαにつける、所有印にも似た牽制の匂いの強さは、お互いが想い合っている度合いに比例する――。それが本当であれば、目の前から姿を消したΩの金剛とαの荘司は、相思相愛のはず……。親の意向に沿うためのお見合いを台無しにされた文句と共に、互いの気持ちを確かめたい思いでいっぱいの荘司だったが、肝心の金剛と一切連絡がつかないのだ。しかも友人で同僚のα・峰に、金剛から会社を辞める連絡があったことを知り……。自分の心に素直になれない意地っ張りの荘司の取った行動とは――!?
見た目は可愛いドSΩが上流階級の見栄っ張りαを攻め立てる、運命に抗うオメガバース――ついに完結!