父親が理事長を務める学園で教師として働いているゲイの「朝岡 千春」(アサオカ チハル)。
ゲイであることを知らない父親からはお見合いを押しつけられる一方、同僚の教師たちからは理事長の息子として腫れ物扱いされ、窮屈な生活を送っていた。
そんなストレスに晒されている朝岡は自然と無愛想な態度になってしまうのだが、ひとりだけ笑顔で懐いてくる学生がいた。朝岡が名ばかりの顧問を務めるサッカー部の「藤村 雪仁」(ふじむら ゆきひと)だ。
教師として慕われているだけだと一線を引いて接していたが、ある日面談の最中にお見合いのことがバレてしまう。
「同性愛者なのにお見合いなんかしてどうするの」と今までの懐っこい態度とは一転して挑発してくる藤村に戸惑う朝岡は……?
「ずっと俺にこーゆーことされたいって思ってたんだ」
独身教師と、その教え子。瞳に宿した猛獣が本性を現わす!