狼の獣人「ディートリッヒ」が姿を消してから1週間。
気落ちした表情で「伏見 梓眞」(フシミ アズマ)が働くコンビニを訪れた「戦部 扇華」(イクサベ センカ)は、すがるようにディートリッヒに会いたいと呟いて去ってしまう。
その姿を見た伏見はアルバイトを早退すると、近所の神社へ。
そこには人目を避けるように潜むディートリッヒの姿があった。
獣人姿のまま鋭く冷たい視線を向けるディートリッヒに臆することなく、扇華への思いを吐露する伏見。
その言葉に、ディートリッヒの心は揺れ動く──。
「俺はどうしてあの時姿を見せた…?」
人と獣人、身勝手な想いが交錯する「ケダモノビッチ」シリーズ第4弾!