季節は冬。夕方から吹雪になる予報で、「蓮見 時雨」(ハスミ シグレ)が働くカフェは閑散としていた。するとそこへ髪を乱した「出雲 青嵐」(イズモ セイラン)が来店。蓮見の笑顔が見たいから、と満面の笑みで告げたのだった。ふたりの出会いはまさに最悪で、台風で電車が止まった終電の電車内でただひとり動けずにいた蓮見に声をかけ無理やり迫った出雲。その後も出雲の身勝手な行動に振り回されていた。それなのに今日に限って何もしてこない。それどころか、学園の友達と談笑する姿にいらだちを感じた蓮見は、出雲を控室に強引に連れ込むと、そのまま押し倒し……?「ガキが一人前に我慢してんじゃねぇよ…っ!」吹雪の中、お互いの気持ちがすれ違う──。