あらすじ人に視えざる存在を視ることができる、天涯孤独な少年・夕。彼は世話になっていたおじの家の蔵で、【千の仔孕む森の黒山羊】と呼ばれる人ならざる存在と邂逅する。 姉弟の契約を交わした二人は、ともに時間を過ごす中で、強く、深い絆を結んでゆくのだった。 それと時を同じくして、狂気に囚われ入院する夕の叔父に、異形の影が忍び寄る――。 クトゥルフ神話の最果てで、異形の姉弟愛を描く話題作、『姉なるもの』第3巻、ここに登場。