終始、幸せ
一巻読み終える毎に、幸福感に包まれるとても優しくて素敵な作品でした。
主役のふたりだけでなく、登場するキャラクターそれぞれに共感できる部分があって、愛着が持てるというのが要因の一つかと思います。
そして、何よりストーリー展開が期待を裏切らない。こうあってほしいと思う方向に無理なく進んでいく。
その中に、思わず吹き出してしまうような面白さもあり、涙ぽろりな切なさもありつつ、恋愛漫画の醍醐味も忘れずに要所要所でちゃんとドキドキキュンキュンさせてくれる。
個人的には上野君の二回目の告白の場面がのたうち回るほどキュンキュンでした。
ラストは文句無しのハッピーエンドで、全巻揃えた満足感を得られました。