あいつが俺のことを抱くのは、ただのお礼。そうわかっていたはずなのに、日沖(ひおき)に抱かれる度に“何か”を望んでしまうミナト。彼の大事な人にはなれないのだから、徹底的に離れて想いを断ち切ろうと距離を置き始める。ところが日沖との距離を置こうとすればするほど、彼のことを考え涙が溢れてしまう――…。一方、突然ミナトから避けられるようになった日沖は、様子が気になりアルバイト先へ向かう。するとそこにいたのは自分には見せたことのない笑顔を向けるミナト。言いようのない感情に胸が締め付けられ、きちんと話がしたいと家に押しかけるも、拒絶されてしまい――…!?