理髪店主は子供時代、体が弱かった。小学校五年生頃には登校しなくなっていた。その頃彼の家は裕福だったので、家庭教師をつけてもらう。彼女は父の愛人でもあった。父への憎しみから、彼女は理髪店主に体罰を加えていたが、逆に彼は家庭教師に対して性的な憧れを持つようになる。ある日、家庭教師が帰った後、彼女の座った椅子に顔を埋めているところを発見され、理髪店主はじかに彼女の股間を顔に押し付けられた…。マゾやスカトロの魅力に取りつかれ、飽きることなく真の恥ずかしさを求めて生きた男の物語…。「理髪店主の少年時代」「理髪店主のかなしみ」(プロローグ)(放浪篇)(望郷篇)他に「助平とはどおゆう事か」「巻末放談・恥と快楽について語る」を収録。