「歌うことがだいすき。でもこれは、だれにも内緒なの」恥ずかしがり屋の女子高生・桜井青は、ある日、空き教室で歌っているところを学校の人気者・成田慎に聴かれ、バンドのボーカルにスカウトされる。慎やバンドメンバーのサポートによって、徐々に自信をつけ成長していく青。波乱の夏合宿を終え、慎への淡い想いを自覚し始めるも、慎とヒロトのぎくしゃくした様子に、今はバンドのことだけを考え、慎に気持ちを明かさないことにした青。かわりにその想いは歌に込めることにして…。そして迎えた『高校生バンドフェス』当日。青の歌声を聞いたライバルバンドのボーカル・愛莉の「バンド内恋愛はメンバーを傷つける」という発言に、自分のやっていることは大切なメンバーを傷つけているのか、と歌う指標を失った青。「どうやって歌えばいいの」しかし、そんな青を立ち直らせてくれたのは、「オレたちがいる。前を向いて歌え」やはり慎だった。「もう迷わない」そう心に誓った青の歌声がライブハウス中に響き――。高校生バンドフェス編、いよいよクライマックス!!そして、慎の誕生日編も収録♪心振るえるバンドラブストーリー。(担当より)いよいよ高校生バンドフェス編、クライマックスです。ヒロトと慎、そして青との三角関係は一体どうなるのでしょうか!?ライバルバンドの愛莉ちゃんとの関係は?お母さんとあの人の関係も明らかに!!そして、龍は一体いつヒロトと慎の想いに気付くのか?などなど、気になる疑問の答えが詰まってます。恋に、バンドに、勉強に…頑張る高校生たちの夏をぜひ、読んでください!!