戦力不足により戦線離脱したマリアに留守を預けラスティアラと共に迷宮を進む相川渦波は、マグマが流れる階層を前に行く手を阻まれていた。対策を練るために帰路につく最中、新たな『天上の七騎士』ラグネが立ち塞がり強烈な魔刃に翻弄されるも、辛うじて退ける。束の間の休息、情報収集も兼ねて聖誕祭の前祭へと繰り出すことになったカナミ。そこでラスティアラから語られる彼女の真実――。聖人の一人、ティアラ様は『私』なんだ。同じ頃、マリアに急接近した十層守護者アルティによってカナミの心を揺るがす事態が起きようとしていた。少年少女が抱く“夢”と“望み”は交錯し合い、物語は大きく様相を変えていく……。