あらすじフリオは人種族と魔族に自分を戦力として売り込むことで、両種族の相互理解が深まっていくことを願っていた。だが、火龍ワインの”死生観”に戸惑うバリロッサたちの姿に改めて常識が異なる種族の共存が一筋縄ではいかないと知る。それでも共に生きる道を模索するフリオが取った方法は、火龍の故郷である雪山に赴き、彼らが生きた足跡を辿ることで――希望に立ち塞がる“当たり前”の壁――雪に覆われた異文化が理想のカギとなる!?真の“共存”とは何か、今一度問い直す、第九章。