あらすじどれほどの金が、愛の代わりを為すか。 「金で買えないものがある」――こんな言葉は、本当の意味で十分な財産をその手にしたことがない者の戯言に過ぎない。では、「十分な財産」とは何か? 犬飼千冬が相続した天文学的遺産・5000兆円も、この世のすべてを買い占めるのには不十分だったのかもしれない。宗教は真理を騙り、愛は楽園を騙り、そして女子会は戯言を語る場として、無尽蔵にも見えるその値付けから逃れんとする。貧乳悪徳令嬢はその唯一の武器を以て、如何なる不遜を見せつけるのか。数字と金銭感覚がゲシュタルト崩壊する超危険な意欲作、遂に全額使って堂々完結!!