地竜牙に殺されかけた焔鐘鬼は疾風に救われ、千賀地を抜ける決心をして去った。極道界を支配した千賀地冬樹は、ステルザー組織をも自らの手中に収めようと、初夏を使って罠を張り巡らせる。台風を利用してアジトに攻め入った疾風は、藤堂零波と花垣惺馬の加勢を得て戦いを優勢に進めるが、大量の爆薬とガソリンでアジト全体が一瞬に火の海となった。冬樹の疾風抹殺の大仕掛けである。近代忍者といえども逃れる術はなかった。そして疾風と感覚連携(エンパシィ)でつながっている綾香を、千賀地の刺客が襲う!綾香か疾風どちらが傷ついても、両者に傷は現れ、死ぬときも一緒なのだ。絶体絶命の危機に、ステルザー総帥・百地漱厳が出現した!!