この日本には、何人かの宇宙人がニンゲンのふりをしながら生息している。宇宙人の両親とともに「斎藤」という姓を名乗る、主人公・エリ。小さな会社でOLとして働くエリには、ニンゲンの「普通」がときどき、わからない。会社の人や友達との付き合い方、恋愛のやり方…ニンゲンって、むずかしい。わかりあえる相手がいないって、こんなにも、さみしい。--これは、孤独とたたかう大人たちに捧げる物語。
モーニングの公式ツイッターで連載し、「この生きづらさは、他人事に思えない」「大人の心に寄り添った泣ける作品」「軽いタッチだし8コマ形式でスラスラ読ませるのに、いいセリフ多すぎて流し読みするにはもったいない」など熱烈な支持を得た本作が、ついに一冊の単行本にまとまりました。実際に会社員として働く作者だからこそ「かゆいところに手が届く」、あるある会社員小ネタも満載です。