最後まで良かった!
飄々…というわけでもないけど何を考えているのかイマイチわかりにくい受けがポロ、と涙をこぼすシーンがすごく印象的だった。
自分なりに考えて行動していることが他人を傷つけたりしてしまうのって、その立場に立ってみるとつらいだろうなと思う。自分のなにがいけなかったのかわからないと尚更。
だから素直でまっすぐな攻めが傍から見ていてすごく安心できた。妬心から責めるようなことを言ってしまってもその後の行動からやはり誠実な子なんだな、とひしひし感じた。
なによりオマケが良かった。でも、攻めくんには真面目なところはあるかもしれないけど、セーフティセ●クスを心がけることは相手のことを本当に愛してるなら真面目でもなんでもない当たり前のことだよね。
抑えきれない愛?を表現したいのかなんなのか、BL作品にはすぐ生●メや中●しするものがやたらと多い。そういうのを読むたびに作者や関係者に幻滅して、それまで素敵な恋愛模様を繰り広げていた登場人物達に対しても(本当に相手を想う気持ちは彼らにはないんだ)と残念な気持ちになってきた。
そういう意味でも、この作品は本当に最後まで楽しめた。