あらすじ「本当はあなたに会いにきたんです――」 戦後間もない日本。 最愛の恋人を亡くした珠緒は、男娼で稼いだ金で酒を煽りながら哀しさを誤魔化す日々を送っていた。 そんなある日、死んだはずの恋人とそっくりに成長した弟の吾郎が現れ「好き」だと抱きしめられてしまう!? 初めは恋人だった拓郎の面影を重ねていた珠緒だったが、いつしか吾郎自身を知ろうと思い始め…。 兄の恋人を好きなってしまった弟×恋人を亡くし自棄になった男娼 失意の中出会ったふたりの愛と再生の物語。