あらすじ二十年前、屋敷で器物の精に育てられた人間の子 周は外から侵入してきた真平と猫の山吹と知り合う。口八丁で詐欺まがいなことをして暮らす流れ者の真平。その日も人の金でご飯を済ませ、夜の寝床を探して忍び込んだのだ。そこで真平は周を外に連れ出し育てるよう頼まれる。その場で断る真平だが、屋敷の周辺を彷徨く怪しい侍に気付く...。