言葉なんかいらない、猫が教えてくれる大切なこと。
少しだけ背伸びをして懸命に生きる、三毛猫と女の子の物語。
わたしの居場所を教えてくれたのは一匹のノラ猫でした。
一年生になる少し前の春休み――両親の離婚によって、女の子(ほのか)は見知らぬ町に引っ越してきた、お母さんと二人だけで。
突然に連れてこられた東京郊外の町でほのかを待っていたのは、知らない大人、匂いの違う部屋、ひとりで見る夕焼け……。
そんな寂しさと不安だらけの新しい生活が始まろうとするとき、ほのかは一匹のボス猫・ノブナガと出会い、健気に身を寄せ合いながら生きるノラ猫たちの姿を知る。
そして、そんなノラ猫たちとの触れ合いの中で、女の子は少しずつ成長していく……。
単行本化にあたり、web連載作品に大幅な加筆修正。
連載では描かれていない物語の結末(4話+おまけspecial)が楽しめます!
『猫なんかよんでもこない。』の杉作が描く、オールカラーの最高傑作!!