幼馴染みだった瑛里華(えりか)と陽(よう)。2人は幼い頃に、ある大事な約束を交わしていたーー。そんな2人が十数年ぶりに再会をするところからストーリーは展開。瑛里華との約束を覚えていた陽は彼女に話しかけるが、陽のことすらも忘れていた瑛里華。それどころか、大財閥のお嬢様ということを鼻にかけて、陽だけでなくクラスの男子全員を見下し拒絶する。純真無垢で可愛かった瑛里華は、美しいが棘のある薔薇のようなお姫様に変貌していた。しかし、その“約束”には続きがあり、それを忘れていたのは……親近感の湧く陽に感情移入して読み込める本作。綺麗な花には棘があるけど、ねっとり糸引く甘い蜜もあるのです。エロマンガ界から一般青年誌へと羽ばたいた作者が、過去、お試しの読み切り用に描いた原稿を電子初出し!!