昴がこの世を去った。死に目にも会えず、最期の対面も出来なかった万里子に残されたのは、お腹の子供だけだった。昴の父親に言われたあまりにも辛辣な言葉が万里子の心を深くえぐっていた。『昴の未来を壊したのはお前だ』。自分を責める万里子。あずさや同僚ホステスはひとりで子供を産み育てることについて、万里子の未来のため堕胎を考えるよう諭す。しかし万里子は聞く耳を持たない。生まれてくる子供のためにギリギリまで無理をして働く万里子はついに倒れてしまう……。担当医となったあずさは、そこで万里子の心の底を知ることになるのだが……。伊藤ゆみ先生がお贈りする、北斗と万里子の愛あふれるドタバタ感動ストーリー、第3巻(全5巻)!!