異端審問所の本拠地ボームに到着早々、セトたち一行は離れ離れになってしまう。アドリエルに追われたセトは、間一髪のところをドラグノフに救われる。一方、メリとオコホは、ひょんなことからメリの幼い頃の記憶の中に囚われてしまう。一行を救い出したのは、雫ギャング団という子どもたちの集団だった。同じ頃ドクは、角の魔法使いの被害者として、異端審問所に庇護されていた。公会議参加のため世界中から高位の異端審問官たちが集結し緊張感高まるボームで、突然ふたりのドミトールがセトに襲いかかる――。
風雲急を告げる第14巻開幕!