愛するジルの死を知ったミルは、怒りを抑えることができなくなり、姿を半人半妖に変え、あらゆるものを破壊していく。それは彼の正体、伝説の魔法使いマーリンの本来の姿でもあった。ミルの圧倒的な怒りに共鳴するかのように、セトもまた自制心を失い、暴走を始める。一方、女王クイーン・ブーディカとオコホ、ブランゴワール卿は、ファンタジアを無効化する装置を止めることに成功。魔法使い騎士団が攻勢に転じ、戦局は一変するのだが……。
セトは計り知れない力を誇る“奇跡の人”ウルミナに魅入られたように引き寄せられていく。ミルの怒りも静まらぬまま、味方であるはずの魔法使い騎士団を攻撃し始めてしまう。
このままでは壊滅を免れない国の危機を救うのは、果たして――。
カスラーン・マーリン編、感動の終幕!!