豆腐メンタル。
個人の感想、好み、になるけど。
こういう宮廷ものだと、環境が環境だから、主人公には、何かしらの強さや快活さを求めたくなる。
箱入りお嬢様は、まあ、そういうものなのだろうけど、主人公本人が、どうやら、
自身が、《皇帝?だか、何かの凄い子を産む、と、予言された》ということに妙なプライドを持っているらしい、という点が、
なんだかこう、押し付けられた価値観を、
何の疑いもなく、誇りにまでしてるのか?、という部分で、痛々しさを感じた。
時代や環境設定によるものが、女はこどもを産む道具、として扱われる状況である以上、
いかに、主人公たちを魅力的に描くかが大事だと思うが、
主人公も、その相手役王子も、精神力が、
豆腐メンタルなので、個人的には、読んでて、うんざりした。
現実に照らせば、親の愛や理解を得られないというのは、その後の人生に大きな影を落とすという理由付けは、わからないでもないが、
この作品は、娯楽漫画のジャンルだろうし、
時代設定は古代らしいので、とっくに成人年齢に達した17歳の主人公や王子が、
その心の傷に、いつまでもこだわる姿がうざったくて、とにかくいらいらした。
(もっと低年齢同士なら、親の愛〜も、ギリセーフだったかもしれないけど、子を産む〜とかなんとかしてるから、主人公たちを17歳以上に設定せざるをえなかったのかもしれないのだけどね)