あらすじ「僕はもう東京に帰る気はないよ」「帰る気になるまで私も帰らない」3か月前、商社に勤めるエリートだった夫は、手紙も残さず蒸発した。私は、彼が寂しい人なのだと気付いている。彼を救ってあげたいと思った矢先の蒸発…私じゃだめなの…? 私じゃ、あなたの救いにはなれないの…? 私は夫がいるらしいと聞いて片田舎に足を運んだ。会えた夫は様子がおかしくて――