地獄で勇者は、かつての復讐対象者たちと再会する――! 私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。地獄を司る神はラウルに復讐された亡者たちを差し向け、余興を開始した。ラウルに本当の「恐怖」を教えるため、女騎士(サンドラ)や将軍(ブラウン)をなぶろうとする地獄を司る神だったが、神すらも手玉にとるラウルの企みによって阻止されてしまう。ラウルは恐れ慄く地獄を司る神に向かい、ある契約を提案して……。「教えてやるよそれがあんたの大好きな「恐怖」だよ」 ラウルが神と対峙する神殺し編、開幕――!