「空手バカ一代」を描く直前に上梓された梶原一騎、つのだじろうが描いた空手漫画。ライバル・サマート・チョンにまったく歯が立たなかった春日牧彦は、身を隠した北海道で秘密の特訓を重ねた。そして、やっと同級生・赤垣竜平やサマートと同等の空手の技を身につける。そこに謎の男・早乙女京吾が現れた。師匠・鬼門兵介先生ですら一目置く男の存在に、闘志を燃やす春日は、東京に戻り、第二回の空手道選手権に出場しようとする。しかも、早乙女と戦うために、少年部門ではなく、青年部門での出場を決意する。(原版:1972年5/10発行)