それは、いつものように鉄人が朝のジョギングを終え、家に入ろうとした、まさにその時の事でした。最高級のベンツで現れたそのヒトは正真正銘の最高級お嬢様って感じで、百合と牡丹と芍薬を一緒にして光り輝かせたみたいな美貌に、この上なくお上品そうで凛としていて。ところが彼女の口から出たのは「M女というものになりたいのです。どうぞ私をお縛りあそばせ」だった。驚く鉄人。どう見ても処女のお嬢様の彼女の話を聞くと、生涯かけて好きになった男がM女しか愛せないと告白を断ったという。鉄人は調教を施す事に。「正しいSMは深い情愛と互いの了解がなければ本当の快楽は得られないんですよ」