どの作品も古くない
樹先生の作品の凄さは、数年たって読んでも古さを感じない凄さはどの作品にも共通するパワーともいえると思います。絵柄を見れば数年たっているな…と年数を感じる部分はあっても、ストーリーと世界観のつくりがきっちりしていて読みごたえあり。どのタイプの話でも読みだすとつかまって読んでしまう凄さは、樹ワールドの面白さ。そしてどの作品にも古さを感じない分、「OZ」では西暦が入っていて、この完全版では樹先生のコメント入りな分、世界の動きの方がとんでもないと気付いてみたり。「OZ]の世界と、今の近未来。どちらが世界が混沌としているかと想像すると、「現実はマンガ(小説)よりも奇なり」