あらすじ18世紀、パリ。王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの物語。フランス王妃として権勢を振るい始めたマリー・アントワネットは苦言を呈する者を排し、偏った人事を行う。混乱が起きるその状況を商機と見て、新作を売り込むベルタン。王妃とモード商、二人の“命名癖”から生まれた新たなドレス“蚤の色風”の流行は、異様な熱を帯びてゆく――!
オリーブさん通報5.0技術がなくても何とかなるような一お針子の中から、それこそ腕一本でのしあがっていく様が気持ち良い。そしてマリー・アントワネットを巡る政治的背景も、シンプルに布の話も楽しい。2023/05/08いいね
airi-yukawa通報5.0フランス革命史が好きなら、是非!子供の頃に某マンガを読んで印象に残っていた、ローズ・ベルタン。彼女視点のフランス史が読めるなんて!と、タイトルに惹かれて読みました。内容はテンポが良く、見せ場が華やかで引き込まれます。登場人物の人柄や史実の取込み方の巧みさ、何度読んでも面白いです。つい、書籍の方も購入してしまいました。続きがとても楽しみです。2020/11/21いいね(3)