あらすじ田舎の母に仕送りをしながらボクシングジムに通う16歳の山根は、タイトル初挑戦のため6キロの減量に苦しむ先輩・梶の練習のパートナーになる。 「これだけの練習に耐えてきたんだから負けるはずがない」という先輩の試合で、山根が見たものとは? 大人の一歩手間で懸命にもがいていた遠い日々の美しさを映し出す、弘兼憲史の青春群像作品集。