平均より“ちょっと”低い身長・かつ童顔の理科教師・茉実。おかげで中学生に間違われるのはしょっちゅう。今朝も電車の中で痴漢にあい、しかも犯人のおっさんにナメた態度を取られてしまう。そこを助けてくれたのは、赴任先の高校に通う男子・周防だった。コワモテで、かなりの問題児らしいけど、茉実を助けてくれたし、そんな風には見えないけどなあ…。そんな時、彼が茉実のある持ち物に興味を持った。それは、オオカミの持つ力について書かれている本。「オオカミは“人狼”として、現代にも生きているんじゃないかって思うの」茉実がそう言うと、周防はニヤッと笑って「もし“人狼”が目の前に現れたら、どうすんの?」と…!?(60P)(この作品はウェブ・マガジン:ジョシィファンタジー Vol.1に収録されています。重複購入にご注意ください。)