「障がいがあっても私は私!!」
ハンデをもった人々のひたむきに生きる姿が胸を打つ!
勇気と感動をくれる実話3作品が収録されています。
表題作『劇団きらきら物語』は第一回感動ノンフィクション大賞受賞作のコミカライズ。
「学習障がい児」と診断された娘あやのの居場所を作るたため、健常児の兄弟を交えて家族劇団を始めた母の物語。
最初は自分たちのためだった小さな劇団は、やがて仲間を増やし「障がいのある子もない子も共に演劇を!」と謳う児童劇団「劇団きらきら」にスケールアップしていく。
演劇を通してたくさんの学びと成長を見せる子どもたちと、見守り支える保護者たちに生まれるチームワーク。その行く末は?
『走破の車輪』は、事故で頸椎を損傷し、一生歩けない身体になってしまったスポーツ好きの少女、木場雅子が、車椅子レースでアスリートとして復活を遂げる物語。
絶望的な現実を持ち前の明るさと負けず嫌いで打ち砕いていくその姿は誰もが応援したくなる!
『くちびるから夢を』は転落事故で全身麻痺になり、人生に絶望した美恵子が絵を描くことで救われていく物語。絵筆を口にくわえながら花の絵を描く彼女を見守る人々の姿はどこまでも暖かい。
たちばないさぎの確かな筆致で描かれた3つの作品は、どれも卓越した取材力が光ります。
夢を見ることを諦めない彼らの勇気に触れ、さわやかな感動を味わってください。