あらすじ「金はいらない。彼女の代わりをしてくれればいい」 たった一枚の書き置きと双子の妹・久水(くみ)を残して、姉・奈津(なつ)が夜逃げした。――婚約者である成(せい)のお金を持って…。 返せるものなんて、身体と…心しかない。姉の代わりに抱かれ、姉がしたように名前で呼んで。 身代わりとしてでもそばにいられるならそれでもいい。想いが通じなくてもいい。 これは……姉の婚約者を好きになった…罰なのだから――。