亜人――獣の特性を持つ希少種が、人に支配され、虐げられている世界。亜人の少女、藍月は弟の復讐のため、女を棄てて男として第四皇子・天耀に仕える従獣となる。江凱が藍月にちょっかいを出したことで、藍月への気持ちをかき立てられてしまった天耀。「藍月は自分のものだ」とでも主張するような贈り物をしてしまった…我ながら、邪な欲求の現れのようだ…なら思い切り愛してやればよいのか…?主人であり、皇族である自分の立場ならば、何をしても構わない…?揺れる皇子の心の行方は!?『黎明のアルカナ』の世界を受け継ぐ、異世界皇宮主従ファンタジー!