「すごいな、締めつけてくる。はなしたくないっていってるみたいだ。その表情、もうほかの男にみせるのは許さないから」童貞だと噂されてた同僚の一ノ井が、まさかつきあうことになった当日に手をだしてくるなんて…。性格は地味なのに軽い見た目のせいでチャラい男に遊ばれて、すぐに捨てられる栞は、やさしい草食系男子の一ノ井が気になっていた。だから告白されてすぐにOKしたけど、信じられない。昼間は完全に草食系の彼が、夜は肉食なの?「ほかの男のこと考えないように、俺の感覚を教え込んでおかないと」なんてエロいこといわれて執着されるのが心地いいなんて、あたしおかしいのかな? ――表題作ほか、「真夏の戯れ~図書室で痴漢ごっこ~」も収録したオムニバス