あらすじ播磨の国(今の兵庫県)加古の庄屋の娘・お容は散歩の途中で不思議な旅人と巡り合う。その男は、春の陽に誘われるかのように昼寝をしていた。 お容が、のぞき込んでみると、その男は驚くほどに男前で、お容は食い入るように寝顔を見つめてしまう。 しばらく眺めていると時折、その男は苦しそうにうなされているではないか!!心配になったお容は男の額に手を当てた……。