“山社を捨て逃げよう” 卑弥呼、逃亡!?
雷鳴とどろく夜、ヤノハを襲ったのはチカラオだった!!
あまりにも無情な運命。
己の意に反して禁忌を破ってしまったヤノハは
現人神の地位を捨て、逃亡の決意をかためる――
その折も折、出雲の巫覡(ふげき)にして王・事代主より、
倭国を平和にするための会談の申し出が届く!?
一方、古のサヌ王の子孫が治める地・日下国の動向を探るべく
海を渡り本土である豊秋津島を訪れたトメ将軍とミマアキ。
待ち受けていたのは、目に見えぬ“鬼”……
人々を殺し、倭国全土を崩壊に導その正体とは――!?