あらすじ室町・戦国時代―各宗派は信者を増やし、大きな勢力を獲得していく。しかし、権力者の弾圧によって経済的基盤を失い、権力に翻弄され仏教勢力は衰退してしまう。江戸時代になると、檀家制度や寺小屋などの影響により、仏教は民衆の間に深く浸透していくが、幕藩体制に組み込まれ、かつて新仏教を生み出した創造的エネルギーは失われていく。時代の変遷のなかで、仏教が日本の社会に根づく歴史を辿る。日本仏教完結篇。