あらすじおシャカさま入滅後数百年の後、仏教は出家者中心のものとなってしまった。その一方で、ストゥーパに集う民衆たちによって仏像がつくられ、姿、形のあるおシャカさまを拝むようになった。また、凡夫も菩薩であるという菩薩思想が生まれ、民衆の仏教である大乗仏教が成立する。しかし、その教えもやがて学問化され民衆には遠い存在となっていく。救われる道を求めて民衆はみずからの力で新しい仏教を模索していく。