"まり坊は、よい夢を毎晩見ようと呪術を使って安眠枕を創り出そうとしたけれど、できたのは悪夢専門枕 ""まくらん"" だった。でもコイツがけっこういいヤツで……!?
まり坊のもとから去った悪夢まくら・まくらんは、夢魔の森に迷い込んでいました。この森はさまざまな人間の、悪しき感情や消し去りたいものが魔として現れる所です。ここでのまくらんは、自分の姿を現すこともできません。そんな折、まくらんは魔を食べる夢魔と出会います。夢魔は、実体とは個人個人の見ている幻影だと言います。彼の力でいろいろな姿に変えられ、からかわれるまくらんですが、ふと、彼の優しさもかいまみます。いまいち正体のわからない彼に、いつしか惹かれはじめたまくらんは、彼と暮らすことになりました。こうしてまくらんと夢魔の不思議な生活がはじまって?"