あらすじ「果汁のような体液、舐めると中毒になりますよ?」淫と死の香りを纏う美しい果実双子は、醜い人間の性欲に触れ、狂い始める――…果実のみを食べて生きる双子・藍と桂は、微笑めば甘い香りが漂い、体液は果汁そのもの。そして、その血を飲み過ぎれば中毒死する。その特異体質ゆえに、商売道具として十七年の歳月を生きてきた。そんなある日、「二人で子供を作れ。さすれば生涯安泰だ」と育ての親に命令される。そんなことをしたら、姉弟の関係が穢れてしまう…しかし、卑しい客の注文によって藍の痴態を見た桂は、劣情を抱いてしまい―…
LittleLily通報5.0スリリングで目が離せない大正時代っぽい彩色でこのお話の世界観の雰囲気がよく出ています。二人には幸せになって欲しいけど、一筋縄ではいかなそうな不穏な雰囲気がかなり漂っていて、そこがこの作品の魅力でもあると思います。2022/04/22いいね