こんな漫画をずっと待ってた。
主人公が男からの被害に遭ってフラッシュバックに苦しむのも、女らしい格好をやめたのも、自分の喜びのために大好きだったミニスカートが履けなくなったのも、すごくわかるし、共感できた。
読んでる途中で何度も泣きそうになった。
私たちは、男に美醜を評価されて、物のように値踏みされて良い存在じゃない。
私たちは男のために生きている「物」じゃない、人間だ。
今日本では、男性の値踏みする価値観に迎合して生きようとしたり、男性に都合の良いように、性被害にあったとしても自分を責めてしまう人がいる。
この作品は、そんな抑圧を可視化してくれた。
これで終わりではないし、まだまだ男女の不均等を是正する為にすべき事は多くあるけども、
その事実が、たまらなく嬉しい。
抑圧を感じている人に、これから感じるであろう人に、しているかもしれない人に、老若男女問わずこの漫画を勧めたい。