【この作品は短篇集で、表題作のほかに以下の話が収録されています。「家族を売る女」「私の父は殺人犯」「闇のグリム童話 ジャックと豆の木」】「私は…生まれてきちゃいけなかったの……?」繰り返される性的虐待。呪われた自身の出生の秘密を知ってしまった女は…。ある夜、私は自動車事故で両親をいっぺんに亡くした。父からずっと汚らしいものを見る目つきで軽蔑され生きてきた。その自動車には私も乗っていたのに、最後まで一緒に連れていってはくれなかった。なぜ軽蔑されていたのかも最後まで分からず仕舞い。悲しみに浸るまもなく、伯父のもとに世話になることになったのだけれども、彼はすでにおかしくなっていて…。