あらすじ【この作品は同タイトルの分冊版です】挙式前夜に婚約を破棄された凛をなぐさめたのは、出会ったばかりの男・藤原だった。さしだされた青いハンカチで涙を拭く凛に、彼は自分も同じ目に遭ったばかりだと言った。二人は、互いにまだ捨てられない婚約指輪を交換しあう。心が落ち着くまでそれぞれが預かることにしたのだ。そんな時、凛は偶然夜の街で自分を振った元婚約者が女と歩いているのを見てしまう。あふれる涙が止まらない凛の肩を抱き、藤原は凛を自分のマンションへつれていく。