あらすじ午後3時のあの部屋には魔法があると……、天使のようなナイチンゲールが言った……。緑に囲まれた静かな診療所。そこには、訪れた患者の心を癒してくれる魔法がある。かつて特徴的な白髭のある老医者が存命中に雑木林の奥で開いていた医院には、今は誰もいないはず……なのだが、名も知れぬ白衣の天使が小鳥と共に時々現れるという。そして午後3時を告げる柱時計の鐘の音と共にお茶会が開かれるらしい――。