あらすじ1989年、平成元年7月23日午前11時35分――僕は生まれた…! ファロー四徴症という先天性の心臓疾患を持って生まれたために、“死”を強く意識しながら生きていかなければならない運命にある一生(かずお)。この作品は、一生と、テニス・プレーヤーである父・大樹が、何を考え、そしてその過酷な運命に対してどのような決断をくだしていくかを描く、絶望を希望に変える物語である。