あらすじまじめな少年につけられたあだ名は「インチキ君」だった――。このクラスでは、全員があだ名を持っている。クラスのリーダー・根岸が彼にインチキ君というあだ名をつけたその日から、少年をとりまく空気は180°変わってしまった。インチキなんてしていないのに、インチキ呼ばわりされるインチキ君。表面的なイメージだけでものごとを見る危うさと、その裏にあるたしかなものを見る大切さを教えてくれる、羽賀翔一デビューのきっかけとなった一作。