あらすじそれは、山の中の小さな祠(ほこら)の中にある穴。そこに入ると、過去へとさかのぼることができる。幼い弟、親友、お母さん。亡くした命を救いたい一心で、少女は過去を変えようとするが――!? 弟よりあたしが死ねばよかった。あたしなんかいらなかったのに……。「あの日の海」/友達だって言ってたくせにあたしがあの子を見殺しにした。「約束の花」/お母さん、あたしなんて産まないでよかったのに。自分の命を選んでよかったのに――。「16年目の茜色」/温かい感動が広がる読み切りシリーズ。