サーキットの狼スーパーワイド完全版第六巻「流石島レース決着編」。流石島レース後半戦。いちはやくレインタイヤを選択した、ポルシェ・カレラRSRターボの早瀬左近、フェラーリ308GTBを駆るフェラーリの女豹、非力ながらも健闘するロータス・ヨーロッパの鈴木サトルの三者が雨のレースでリードを奪う。続発するクラッシュの中、デ・トマソ・パンテーラを駆る四国の獅子の陰謀で、コース上に落石が引き起こされ、トップの早瀬から中段までが団子状態となり、さらにレースはヒートアップしていく。再びコースはドライとなり、ここであえてタイヤ無交換を選択したフェラーリの女豹は、風吹裕矢のフェラーリ・ディノR.S、ピーターソンのBMB・3.0CSLを抑え先頭に立つ。そして三台は運命のうず潮バンクへと飛び込んでいく。