短編2作を収録。(1)「彼女と彼女は犬猿の仲」(著:池沢さとし)「サーキットの狼」の池沢さとしが贈るラブコメディー。勝気な女子高生・酒井裕子のクラスに帰国子女でハーフのお嬢様・エミリー・望月が転校して来た。この二人はことあるごとに対立し、いがみ合っていた。しかも、男の趣味まで同じなので、男子も巻き込んでの騒動になる。サーキットの描写もあり、「サーキットの狼」の片鱗をうかがえる作品。(2)「青春は、僕達のもの」(著:逆井五郎)王道の恋愛ラブコメディー。高校2年生・小森新介は、学校のアイドル的存在・白鳥純子が気になって仕方がない。だが、秀才・太田や、番長・強田までもが白鳥を狙っていて、なかなか関係は進展しない。(原版1969年発行)